選び放題、見放題!

インターネットの回線速度が速くなるにつれ、通信を利用したさまざまなサービスが実用化されてきました。
今や動画をストリーミングで見ることは一般的ともいえます。

2時間を超える映画であってもインターネット回線を通じて十分に楽しめるとはすごい時代です。

動画配信サイトも数えきれないほどあり、ひとつのビジネススタイルとして確立しているともいえます。

少し前の思い出話

インターネットが一般家庭に普及しはじめたころでしょうか。
私もお小遣いを貯めてインターネットを楽しんでいました。

時間帯限定で一定料金制となる時刻になるのを心待ちにして、その時間がスタートすればこの世の春ともいえる素晴らしいリフレッシュタイムが待っていました。

電脳世界は現在の私にも大きな影響を与えたと思います。
本当に楽しかった時代です。

しかし当時はまだネット回線も速度が遅く、ブラウザでHPを開くことすら大変。
ネット初期はまだまだ音楽ファイルを転送することも難しく、もっぱらHPで使用される音源はMIDIでした。

その後Flashが登場してアニメーションやスクリプト、データベースやCGIを多用したHPが乱立した戦国時代。
そしてFlashがサービスを終了し、SEO的には静的(スタティック)なサイトが推奨されるようになってきました。

動画がたくさん、嬉しい!

回線速度が伴うにつれ、ニコニコ動画やYoutube、Ustream、Twitchなどのサイトが動画やストリーミングを商材として扱えるようになりました。

現在では各社が工夫をこらしています。

何十万もの動画や映画、過去の番組などが見放題のサービスも一般的です。
些少の月額料金でも、ものすごい数のコンテンツを楽しむことができます。

しかしひとつ、おかしな現象に気づきました。

楽しいものが選び放題、見放題なのに、私を含め周囲の人たちはほとんど動画や映画を見ていないのです。

むしろ何を見て良いのか、自分は何が見たいのか、それすらも見失っているような気がします。
よくわからないので、結局はそのサイトに訪問すらしなくなっていることすらあります。

一体この現象は何なのでしょうか。

感情の発生

ひとつの仮説です。
とんでも仮説の類かもしれません。

私はそれまで、興味があるから購買や視聴をするという順番で感情が発生していると考えていました。
しかし、もしかすると興味は後からついてくるパターンが多いのではないでしょうか。

全く興味はなかったけれど、たまたま視聴した動画から強い興味を抱くケースです。

もしもこの仮説が正しいとなると、購買層の開拓のためにはペルソナが検索するキーワードや共起語を多用する。
ごく当たり前ともいえるSEO対策の効果について考え直す必要がありそうです。

何らかの方法によって、興味なしと興味ありのペルソナを広く網羅できるならば……。
これからの広告の在り方について考え直すきっかけになるような気もします。

Fin.

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