宣伝、広告とは

“金”という言葉に嫌悪感を抱く方もいるかと思います。
しかし私たちが社会で生きていくためには、金というモノを使って食糧を買わなくては生きていけません。

誰でも理解しやすい金というモノで食糧が買える社会に感謝すべきだとも思います。

では、金を得るためには何をしても良いのでしょうか?

広告の持つ力

どれだけ魅力的な製品であっても、多くの方に知ってもらわなければ売り上げることは難しいでしょう。
もちろんジワジワと口コミで広がることもありますが、やはり商業的にはマーケティング手法を利用することが多いといえます。

多く用いられる手法に、広告や宣伝があります。
これはTVや雑誌、看板やWEBサイトなどにも広く見られる一般的な方法で、効果的ともされています。
人々に好印象を持っていただき購買に繋げていく手法ですが、広告手法も進化を遂げてきました。

私たちも画像と文字を用いた広告を作成することが多いのですが、やはり広告や宣伝には最低限のルールが存在します。
それは景品表示法や薬機法などの法律による制限ですが、果たしてそれだけを守れば完璧なのでしょうか。

私はそうは思いません。
法律による規制はあくまで最低限のルールに過ぎず、それよりも高みを目指すのであれば最低限+アルファを積み上げなければいけないとも思うのです。

ビジネス的に甘いのか?

「そんな甘いことをいっていたら通用しない!」
という声が聞こえてきそうですが、読者に対して恐怖心や不安感を煽って訴求することなどいたって簡単です。
簡単なことをしない奴は愚か、ともいわれそうですが、これは私の考え方に理由があります。

短期的なスパンで売り上げを見るか、長期的なスパンで売り上げを見るか、その尺度が異なることが大きな理由となります。

ネガティブな感情に訴えかけて1年限りで10億円を売ること。
ポジティブな感情に訴えかけて10年間で10億円を売ること。

私は事業として見たときには後者を好みます。
何故ならばネガティブな感情に訴求する方法は、“お客様の信用”という価値のある財産を築き上げにくいからです。

1年間で10億円を売り抜けることは立派ですが、その次も同じくヒット商品がある保証はどこにもありません。
毎年メガヒットを開発できるほど、ビジネスの世界は甘くないとも考えます。

理想の広告

やはり広告や宣伝の世界にも、道徳観や倫理観が非常に重要であると思います。

誰かを傷つけて自らに金の流れを引っ張ること、ネガティブな感情からお客様の冷静な判断力を奪い購買へ繋げること。
このような手法は、言葉は悪いですが誰にでもできることです。

それならば私は、正しい情報を誤解させぬように正しく伝え、その上でお客様に正当な判断をしてほしいと願っています。
時として自らにとって不利と取られる事象であっても、そのことを真摯に伝えてこそ広告の正しい姿であると考えます。

有利なことだけをつらつらと述べた綺麗ごとでは、“お客様の信用”を積み重ねることはできないでしょう。
本当に優れた製品であれば、きっと真摯な態度はお客様の心に波を立たせます。

広告を見たお客様がポジティブな感情を抱けるよう、また何かしらの気づきを得られるよう、
自らの道徳観と倫理観を反映した広告を作っていきたいと考えています。

それがいかに難しいことであるかはわかっています。
それでも自分が思う正しい道を進むべく私は精進して行きます。

Fin.

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