嬉しさは十人十色

万全の体調で仕事に向かうことができれば最高だとは思いますが、多くの方は常に万全の状態を維持することが難しいかと思います。

体調や気分に波があるのは当たり前ですし、調子が悪ければやる気が出ないということはよくあります。

それは遊びであっても同じで、楽しい遊びも一緒にいる仲間や時間、天候や体調によっては楽しく感じられないときもあるでしょう。

全く同じ刺激にも関わらず、個人が抱く感情はその時々によって大きく変わります。

またどのような感情が発生するのか、それは非常に個人差の大きいモノといえるでしょう。

刺激と感情

私はスパイシーな食べ物があまり得意ではありません。
すぐに舌がピリピリしてしまい、場合によっては痛くて涙が出てきてしまいます。

しかし辛い食べ物には何か惹きつける力があるのでしょうか。
辛くてイヤなはずなのに、週に一度は激辛インドカレーを食べています。

話によると、舌が感じる「辛さ」は「痛さ」と同じであると聞いたことがあります。

“午後のカレー 辛さ5倍”という商品も人気があるようです。
私はとてもではありませんが、完食できないほどの辛さだと思います。
さすがになますを吹くかのごとく、好んで次も食べたいとは思えません。

しかし辛い物が好きな人には堪らなく美味しいカレーなのだそうです。
提供されたカレーの辛さは同じはずなのに、ポジティブな感想とネガティブな感想に分かれるのです。

個人差とは

好みの問題、体質、個人差・・・。
いろいろな表現はあると思いますが、カレーの話であれば全く同じ辛さがもたらす結果が異なるといえます。

つまり同じインプット(入力)から、全く異なるアウトプット(出力)がされる、と置き換えることはできないでしょうか。

それでは情報についてはどうでしょうか。
全く同じ広告や宣伝を見たとき、その人がどのような印象を受けるか、どう感じるか。
ここには非常に大きなバラツキが現れることとなります。

もちろん情報を受けた方の性格や心境、生活や年齢などによっても変わってくるでしょう。
だからこそ情報を扱う側としては、自分だけの感覚で情報を判断してはならないと考えています。

可能な限り様々なペルソナを想定して、なるべくネガティブな印象を与えないことが大切ではないでしょうか。

多数派(マジョリティ)

情報に限らず世の中に存在する大半のモノは、ポジティブな感情を抱く人とネガティブな感情を抱く人が混在します。

そのためマーケティングでは、多数派や大多数の方がどう感じるかという点を重視することが多いといえるでしょう。

多くの方にポジティブな印象を抱いてもらった方が、圧倒的に有利であることはいうまでもありません。

ところが私はその考えの一歩先を考えてみました。

仮に少数派(マイノリティ)に対しての訴求効果に留まったとしても、その理由が重要になってくるのです。
もしも大多数が誤った情報や乏しい情報によって、正当な判断ができずにネガティブな感情を抱いたならば・・・。

いかがでしょうか。
問題点があぶり出されました。

時間や手間はかかりますが、正しい情報によって正当な判断をしていただけるようになるのではないでしょうか。
情報の提供を受けた方が楽しければ更に良いでしょう。

私が目指す一つのゴールはその部分なのです。

Fin.

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