ペルソナを意識する part2

前回part1では、執筆や広告におけるペルソナ(読者層)の意識についてお話をしました。

ところがペルソナの意識というものは、それらの業種・業態に限った話ではありません。

人間社会で生きて行く上でも、非常に多くの場面で役に立つ考え方だといえるのです。
ここでは執筆とは別の例を挙げながら、ペルソナを意識する意義についてお伝えします。

営業職でも便利!

どの会社にも必ず営業職の方が従事されているかと思います。

業種によっては営業という単語を使えないところもありますが、その表記方法にはあまりこだわる必要はありません。

「渉外」であったり「情報提供」という肩書かもしれませんが、目的としてはその会社の売り物を紹介する仕事と考えて良いでしょう。

どれだけ良い製品やサービスであったとしても、売れなければ0円です。
モノが売れなければ、どれだけ時間やコストをかけて開発したモノでも活躍の場を失い無価値となってしまうのです。

自社のモノを換金する役割を担っている業務が営業職だとするならば、その位置づけも意識しやすいかもしれません。

もちろん営業としてモノを売るためには、マーケティング手法を数多く知らなくてはいけません。

マーケティングの一つが広告手法ですので、営業職にペルソナの意識が重要という関連付けは、それほど難しい話でもないかもしれません。

誰にモノを売りたいの?

しっかりとペルソナを意識すれば、自社の製品がどのような層にとって喜ばれるか。
その点がはっきりと見えてくるかと思います。

あやふやな視界のまま、ただ闇雲に営業をかけることは単なるコスト消費に過ぎません。
いかに効果的に営業をかけるか、その一点が営業職の面白さといっても過言ではないでしょう。

ただ単に会社の定めた事業所を回ったり、イベントに同席するだけで、営業職としての期待に応えられているのでしょうか。

私はそうは思いません。
営業職とは既存の形にはまらず、自らの技術と工夫をもって開拓することが大切だと考えます。

大変そうに思えるかもしれませんが、そんなに難しいことではありませんのでご安心ください。

効果的に製品を知ってもらう

販売対象者を限定することは危険性が伴う反面、その対象者には強い訴求ができるチャンスでもあります。

たとえば高齢の方が使う健康器具等の商材を扱っているとしましょう。

広く知っていただくために、TV時代劇にCMを打ったり、新聞や盆栽雑誌に広告を入れることも一つの手法だと思います。

その製品が個人向けだとしましょう。
これら手法を用いた際の訴求効果としては「広く浅く」知ってもらう側面が強いかもしれません。

かつて営業職として売り歩くのであれば、地域のお年寄りセンターなどに製品を置かせてもらう方法が一般的でした。
もちろん体験をしてもらうことは重要ですので、訴求効果は高い方法の一つです。

広告手法として近年では、セミナー形式を取り入れる企業が多く登場してきました。

高齢の方たちが興味を抱くトピックを集めて、勉強会形式で楽しく皆で学ぶ、そうしたセミナーです。

高齢者の健康に関するセミナーであれば、参加される方はすでに健康に対する興味を持っていると仮定できます。
そうした方に対して健康器具的等の製品を知ってもらえれば、非常に高い訴求効果が得られるわけです。

ペルソナをしっかりと意識できれば、これからの営業方向性も定まってくるのではないでしょうか。

Fin.

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